【沖田総司】




一度、京に戻ったものの

家茂様が江戸へ


浪士組は、大阪まで警護する



その警護の際


久しぶりに悠真の姿を見た



今回は、刀を持っている



幕府の方々と挨拶を交わして


僕らの所へ




「今回は、幕府と浪士組しかいないので
よろしくお願いします」


「先日は、大丈夫だったかい?」


「はい!怒られるのは、いつもの事です」


「ねえ?また、あのぜんざい食べに行かない?」



僕の誘いに目をキラキラさせて



「行きます!!!」



大喜びしてくれた




「今回は、広沢さんもいないし
暇だなぁって、思ってたんですよ!
嬉しい!!!楽しみです!!!」




よほど楽しみなのか、警護中



前を歩く、悠真の足取りが軽かった





2度目の休憩の際





家茂様が少し歩きたいとのこと




悠真が御側についた




僕らは、遠目にしか家茂様の姿は

見ることが出来ない




だけど、その遠目にも



家茂様と悠真の仲むつまじさがわかる



「将軍とあれだけ普通にいれるって
すげえよな」


「そうだね」



藤堂君が独り言なのか、ボソッと

言ったので

同意した