「一人で帰ってくるのか?」


俺達は、このまま京へ帰る

悠真は、少し大阪城で過ごしてから

一人で京に帰るらしい


「大丈夫ですよ!慣れてますから!」

「丸腰のクセに、大丈夫かよ…」

「俺が残ってやろうか?」

「僕が!!」

「いや、俺が!」



「帰りは、刀持ちますから…
そんなに心配せずとも…」


そう言って、はにかんだ


「あんまり心配されることないから///」


やはり、女子なのだと

妙に納得した

皆を見て、引いた

口開いたまま、赤くなってやがる


「ん?お前、刀持ってきてんのか?」

「家茂様の輿に乗せて貰ったので!」

「なら持ち歩けよ!」

「あっ!!」


ビクッ (全員)



「容保様にお土産買わなきゃ!」

「お前…俺の話を聞けよ」

「おすすめのお土産があるんですか?」

「知るか!!」



ちょっと思考がズレているが


悠真といると皆、笑顔になる


帰り道ついでに悠真を大阪城へ


「出歩く時は、刀持てよ!」

「はい!」

「なるべく、人といるんだよ!」

「はい!」

「遊びにおいで」

「はい!」

「またぜんざい食べましょうね!」

「はい!」



皆にあれこれと、言われ最後には


「すぐ、また会えるのですから
大袈裟ですよ!?ふふふっ」


にこにこ笑った