「うん… 
私、土方さんが好きです
刀より、土方さんが好き!!!」



悠真は、ぎゅっと目を瞑り

胸に手を当てた




「ふぁあー言えたぁ~」





「俺のそばにいてくれ
悠真…夫婦になろう!!」


「はい」



「よかったな!」「良かった!」


桂と高杉が、悠真の背中を押す



新選組に、悠真が戻った



「桂小五郎……ふふっ
本当に、お節介ですね
ありがとうございます」


「友として、当然だ」


「晋作!!体、大事にね!!」


「おう!悠真もな!!」


「うん!ありがとう!!」



2人が、悠真を残して帰っていった



「ただいま」



「「「「「「「おかえり」」」」」」」












悠真は、俺と相部屋になり


女中仕事はたまにするが


刀の手入ればかりしている


会津の人々も、悠真に刀を見て貰う為


度々訪れる



初めて会った時


なんだこいつ…誰だって、うるさいって

思っていたのに


今は、悠真のいない新選組が

想像出来ない


いつまでも刀を離さない


悠真を抱きしめる



「刀より、俺が好きなんじゃなかったか?
いつも刀ばかり……」


「私と言えば、刀ですから!
新選組と言えば、刀かな?」



「悠真」




俺は、悠真に口づけをした



「ふふっ 私、幸せです」




















おわり