失恋にはバリスタ王子の恋ラテをどうぞ。



皆で行こうならまだしも、その言い方だと、2人で行ってきたら?という意味に聞こえるんだけど。


「何が「そうだ」だ。何企んでんだよ、今度は」

「い、いやぁ、そんな、企んでるなんて……」


何の事を言っているのか、サッパリたが、鈴木さんが嘘をつくのがヘタだという事は分かった。


「いいじゃないか!お前が他人の、ましてや女に興味持つなんて、すごい進歩だぞ」


「興味なんか持ってねー。勝手に話を詐称すんな、妄想野郎」


ちょっと、秋さんって呼ぶわりには、敬意が足りないような気がするんだけど??


「アンタも、本気にすんなよな」

「ちょ、こっちも願い下げだから」


自意識過剰なんじゃないの?
本気にするなとか、絶対絶対あなたになんかするもんですか。


「ま、待ってくれ!」

「え………」


それを見ていた鈴木さんが、あたしの両手を掴んだ。そして、ウルウルとした瞳であたしを見つめてくる。


あれ、やだ。
これ、何かのデジャヴ??


向かいに座っている後藤さんと同じ匂いがするんたけど…。