失恋にはバリスタ王子の恋ラテをどうぞ。



「あなた、本当に失礼っ!!」


「あなたじゃなくて、泉澤 翔(いずみざわ しょう)。ちゃんと名前で呼べよな」


あたしの言葉を遮り、勝ち誇ったように見下ろしてくる泉澤 翔にあたしは怒りを通り越して、脱力した。


「はぁ……なんか、泉澤さんと話してたら、疲れたわ」


このブリザード男と話すと、何故こうも喧嘩口調になるんだろう。


締切に追われて、十分な睡眠もとれてないから、尚更疲れる。



「おい、泉澤さんとか気持ち悪いから止めろ」

「き!?」


気持ち悪い!?
今、あたしの事気持ち悪いって言った!?


信じられない……。
仮にも、いや、あたしは女性だから!!


自分に突っ込みを入れて、あたしは首をブンブンと振る。


「女性に対しての態度がひどすぎる!!」


恋愛に対しての考え方も……。
あたしは、あの雨の日の泉澤さんとの会話を思い出す。


『男だけが悪いのかよ?女も同じだと思うけどな。猫みたいに付かず離れず、ズルくて汚ねぇ生き物だろ』


なんだか、冷たい考え方をしてた。