one more chance――美少年は女総長――


「そんな格好してるから変なヤローに目ぇつけられんだよ」

「どんな格好しようが私の勝手でしょ!」

なにやら隣で彪牙と風香さんが揉めだした。

それに気づいてか、風斗が近づいて来た。

「姉貴、幼なじみだからって彪牙さんと喧嘩すんなよ」

「そうですよ風香さん幼なじみだからって・・・・・・え?」

「どうした?」

「お・・・幼なじみ!?」

1人驚いていると

「ああ」と言って、彪牙と風香さんが幼なじみで、それで青龍にいると風斗が説明してくれた。

今日は驚きだらけだ。

少しだけどみんなの事知れてよかったよ。

夕方になり、みんな私服に着替え、別荘に行こうとみんな支度をした。

「みんなー!置いて行かないでー!」

何処からか優太の声が聞こえ、声の方を見ると優太は埋められていた。

何人か下端が優太を助けに行くが、他のみんなと一緒に俺も逃げて行った。