家というか古いアパートに着いた。
アパートを見たみんなの顔が一瞬固まっていた。
みんなを部屋へと招いた。
「中は綺麗なんだな」
「優太、声に出して言うな」
俺は優太の頭部目掛けてチョップした。
「いて」
「でも女の子の部屋って感じしないな」
優人もかよ。
「女として見んなバカ!」
俺は少し顔を赤くした。
「さっき買ったコーラでも飲む?」
コンビニで買った物を袋ごと見せるとみんなが「暑いから欲しい」と答えた。
愁と優太が必死に俺のノートを写している。
優人は学年でトップの成績だ。
だから港は優人に頼んだのだろう。
類と俺はひたすら自分達の勉強を、洸は何故か愁と優太の応援をしている。
結構時間が経ち時間を見ると21時13分を指していた。