「なにも全員で笑わなくてもいいじゃんか、俺だって海行きたいし」

優太が涙目で言った。

まあ、俺もみんなと行きたいけど。

「その前にノート早く写せよ?」

「………」

「………」

「………あっ」

忘れてたんか!!

「しょうがないなー、明日休みだし2人共今日家来る?」

「伶の家にか?」

「総長の?」

「行っていいのか?」

「もちろん」

「俺も行っていい?」

「優人も?」

「港も一緒に勉強、次いでにバカな優太も」

「なるほど、いいよ」

そういえば類って愁と暮らしてるんだっけ。

「類も来るか?」

「いいのか?」

「おう」

「俺達も帰るか」

「そうだな、またな」

彪牙達は先に帰った。

視線を感じ、その先を見ると洸も行きたいと目で訴えていた。

「ひ…洸も来る?」

「行くー!!」と万勉な笑みを浮かべた。