「わりぃ、伶… 俺にも見せて」

愁が申し訳なさそうに右手を半分挙げていた。

お前もかよ!!

まあしょうがない。

この二人バスケ部で今日は朝練があったみたいだし見せてやろう。

「わかった見せてやる」

俺はわざと溜め息混じりに言った。