「その人は「龍」という族を作り、しばらく経って俺達の「青龍」を作った」

―――――!?

その場にいた全員が驚いた。

そして俺も

だって、龍はともかく1位、2位を争う「青龍」を作ったって
初耳だったから。

「そして青龍の本当の総長は篠原 伶」

そう聞いた瞬間
類、愁、風斗の3人は俺を見た。

「彪牙、その篠原って男誰?」

俺を知らない1人の黒髪の幹部が言った。

「今ここにいるこいつ」

彪牙が目で俺を指すと黒髪の男と金髪の少年が俺を見た。

「後一応言っておくが篠原は「女」だ」

そう言うと2人は
「え!?」「嘘だろ」と言った顔をしていた。

「ただし、いきなりこいつに総長の座をやる訳じゃない
お前らだって「はいそうですか」って納得しねぇだろ」

彪牙の言葉に幹部達が頷いた。

そして

「俺と勝負しろ篠原」

兄貴…
俺にチャンスをくれたのか?

「わかった、受けてたつ」

そして俺達は場所を移動
下端達のいる場所へ行き、さっき幹部に話した事を言った。

俺が女だって事を伏せて