何か言いたげな顔で
こちらを見ている。
私は少し息を吐いて
緊張しながらも、
「‥‥どうかしたの?」
と話しかけてみた。
すると、逢坂くんは
「‥‥えっ!?‥‥いやっ!?
えぇええっっ!?あのっ!!」
と慌てて立ち上がった。
「逢坂、どうした。
この問題を解きたくなったか?」
と先生が逢坂くんに問題をふった。
「えっ!?違います!!
ぜんっぜん分かりません!!」
「それなら、静かに先生の
話を聞こうか、逢坂。」
「‥‥あ、はい‥‥すみませ‥‥」
と恥ずかしがる逢坂くんと
「逢坂、寝言か?w」
「逢坂くん、かわい〜w」
笑いが起こる教室。
‥‥私、何か悪いことしたな。

