「…なんで、逢坂くん?」
意外な人物で驚いてしまった。
「えっ!?えっと…
こ、こんにちは!
急なバイトで来れなくなった
桜庭さんの代わりに
プリントを貰いに来たんですけど…」
私の問いかけに焦ったように
答える逢坂くん。
「…そうなんだ。
ごめんね、ありがと。
(詩乃来ないんだ…) 」
ちょっと待ってて、と言って
明日提出のプリントを取りに
部屋へ向かったが
歩く度に頭がクラクラして
体が重くなる。
(…あった)
カバンの中からプリントを見つけ
逢坂くんがいる玄関へ行こうと
立ち上がろうとした瞬間、
…バタンッ
視界が急にぼやけて
私は力尽きてしまった。

