ホシアイ


懐かしさと共に、
ずっとこのピアノを
聴いていたいと感じた。

しかし、

もっとよく聴きたいと
私は無意識に扉を開けようとして、

(………ギギーーッ)

と扉の軋む音がピアノの音を遮った。