ホシアイ


『じゃあ、いってくるわね!』

足音がだんだん近づいてきて、
私の胸もドキドキする。

ガチャっと扉が開き、
お母さんが目の前を通り過ぎて行った。

お母さんが階段を降りていくところを
じっと見つめていた。