そんなあたしだからごはんは大食い。




「ほら、できたわよ。」




母さんが朝食をだしてくれた。




「さっさと食べちゃいなさいよ、斗真くん待たせたら悪いからね。」




「あたし斗真と一緒に行くなんて一言も言ってないぞ。しかもあれは勝手に待ってるだけだ。」




「斗真くんはあんたのこと待ってるんだから迷惑かけないようにするのよ。全くあんたって子はね…。」




……人の話なんか聞いちゃいない。斗真のことになったらめっちゃ甘くなるんだよな。