「斗真どうしたんだよ?嫌なことでもあった?」
「ありまくりだよ。最悪。」
そういうと斗真はため息をついた。
へぇ。そんなに多いのか。
「あきとクラス違うこと、あきのクラスの棟まで違うこと、あきにすぐ会えないこと。」
「…はぁ?!」
斗真頭おかしくなったのか?
「おい、斗真大丈夫か?」
「いたって正常。俺、あきの近くが良かった…。」
だから1日学校で会えなかったぶん、充電させて?
とあいつはあたしの耳元で小さくつぶやいた。
くすぐったいんだけど…!しかもなんだ、あたし顔赤くなってる。
そのままなんだか何も言えず、じっとしていると。
「ありがとう、あき。着替えて帰ろ?」
抱きしめていた腕を離した。
「はいはい。」
そういってあたしは着替え部屋にいった。


