俺の隣はお前だけ





「……七瞳、あたしまだ修行が足りなかったみたい。もっと頑張らないとな!」




まさかのあたしが鈍感だって…!?




これはまだまだ精神面の修行が足りてない。もっと自分を鍛えなくては…!




「…それは修行じゃ直んないと思うけどな。」




あたしは小さく言った七瞳の声に全く気づかなかった。




最近の七瞳は小さい声でしゃべるから聞き取りづらいんだよなぁ。




「石塚さんほっといていいから、あきのことは。」




そういうと私の肩に何か重いものが置かれた。




きゃあ!っと女子が色めきだす。




「……斗真。お前何しに来たんだよ。」