「それに伝えたい事もあったしな…」 駿くんは少し赤くなった頬を人差し指で掻きながら言った。 「琴乃… この数年で凄く可愛くなったんだな。 今日初めて見た時琴乃だって事はすぐ分かったけど…何て言うか…女らしくなったなって… って俺何言ってんだろうな?」 そう言って駿くんは笑った。 駿くんが覚えていた。 その事実に感動しそうになる。