パッと振り返るとそこには駿くん。 それに話し方が…… 「…駿…くん?」 駿くんはこちらに歩いてくる。 「さっきはごめんな。 覚えてない振りして…琴乃の事忘れてないよ。 ずっと会いたかった。」 「え、どういう事?? ちゃんと約束覚えてこの高校に来てくれたってこと??」 駿くんは頷いた。 「ホントの俺で話したかったから…ちゃんと話すのは二人きりが良かったんだ」 そう言って駿くんは私の頭を撫でる。