My Devilkin Prince

あ…

顔近い…

………ん???

「なっ棗!!」

「は…」

急に名前を呼ばれて一瞬びっくりする。

「背!!背!!!」

「せ??」

“せ”を“背”とすぐに変換が出来ず

何事だ?

という顔をする。

「背、伸びてる!!」

「はぁ?」

「だーかーらー

棗の背が伸びてる!!」
花恋が自分の頭と棗の間で手を行ったり来たりさせている。

「あ…うん」