「泣き止んだ??」 棗の問いに頷く。 「……ごめん…」 「別に。帰ろ」 「あ、うん」 棗に続いて歩こうとして一歩踏み出した瞬間転ぶ。 「ったた~」 「何してんの…」 「転んだ」 「見りゃわかるし。 ほら」 棗が花恋に手を差し出す。 「あ、ありがと」 「ん」 花恋が棗の手をとると棗が立ち上がらせる。 立ち上がらせた時に顔が近づく。 ドキン