My Devilkin Prince

「すっすいませんでしたぁぁあぁぁッッ!!!」

棗の異様さに圧倒され男達が盛りダッシュで出て行く。

魔王様強しだな…(汗

「逃げるくらいなら最初っから突っかかって来んなっつーの」

「な…棗…??」

恐る恐る話かけてみる。

「花恋ッッ!」

「はぃぃいぃっ!」

棗に怒鳴られて声が裏返る。

「あーゆー時は逃げろっつったろ!?

助けるオレの身にもなれよ!!」

花恋が絡まれるのはよくあることだからその度に棗が助けているのだ。

「…ご…ごめ……なさ…」

棗に怒鳴られて下を向き、ごめんなさいと途切れ途切れに謝る。