すべてが思い出になる前に






空港で偶然再会して、照史の結婚式でスーツ姿の涼太がカッコ良く見えたのを皮切りに


同級生の子と喋っているのを見て、嫉妬している自分に気付いた。心の中で涼太を取られたくないという気持ちが現れた瞬間だった。


そして会いたいと思った咄嗟の行動が自分勝手だったと反省しつつ、自分よがりなのかなと思っていた。



この仲の良い関係が一生続いていくのかな、それはそれでとても幸せな事だと思う。


涼太の告白によりただの幼馴染、男友達ではいられなくなる。


いつしか私は涼太を幼馴染ではなく、1人の男性として好きなんだと。


友理奈は下を向いていた顔を上げ、涼太を見てニコッと笑顔になり返事をした。



「私も好きだよ、涼太のこと」



友理奈は笑顔で答えると、自然と涼太も表情が明るくなった。