すべてが思い出になる前に






5月上旬


友理奈と会う約束をした日曜の朝11:30


夜遅くまで研究をしていたこともあり、この時間までベッドで寝ていた涼太だったが


ピンポーン♪と家のチャイムが鳴った。しかも連打で鳴らすものだから、さすがの涼太も苛立ってベッドから飛び起きた。


スウェット姿のまま玄関へ向かう。



「はい、どちら様⁉︎」



ドアを開けると目の前には、翼と照史、茜そして1番後ろには友理奈がいた。



「よっ‼︎お邪魔しまーす♪」



御構い無しに次々と涼太の家に上がり込んで行く4人のそれぞれ手にはビニール袋を持っていた。



「何でいつも俺の家に集まるんだよ⁉︎」



途方にくれる涼太はドアを閉めてリビングへ向かった。