すべてが思い出になる前に







「宮﨑がメールで連絡してたみたいだし、いいんじゃないか?それに…宮﨑は今それどころじゃないだろ‼︎」



涼太は他人に弱音を吐いたりはしないが、鴨川と富永が心配するほど、研究が思う様に進んでいなかった。


その後も涼太は1人で研究室にこもって実験をひたすら繰り返し。研究結果を論文に書いて教授に見せに行くという多忙な日々を送っていた為、友理奈に構う事ができずにいた。




一方、友理奈は家に帰りプレゼントと携帯をリビングのテーブルに置いた。


冷蔵庫から麦茶を取り出して飲んでいると、テーブルに置いていた携帯の着信音が鳴った。


メールを開くと送信者は涼太からだった。