すべてが思い出になる前に





披露宴が無事終わり、身内のみで場所を移動して二次会が行われた。



4人が座ったテーブル席に照史がやって来た。



「何か友理奈、目が赤くない?」


「さっき写真見ながら泣いてたよ」


「ちょっと涼太、そんな事言わなくていいから‼︎」



涼太と友理奈の口喧嘩が始まりそうになったので、照史は茜に話を振った。



「茜は結局どこ就職したんだよ、全然教えてくれないんだよ〜」


「あっ、俺も知らない」


「えっとねー、TNOテレビのアナウンサーしてるよ」


「そうだったの?」



友理奈も茜がアナウンサーをしていることに終始驚いていた。


茜は有名な難関大学から、狭き門を潜り抜け地元のテレビ局に就職。誰もが羨む華のある仕事だ。