すべてが思い出になる前に






同級生と話し終えた後、友理奈はじっと涼太を見ていた。



「何だよ」


「いや、別に何でもない」


「何なんだよ…」



友理奈がじっと見ていた理由が分からず、涼太はただ首を傾げていた。



司会進行役の女性がマイクを持って話し始める。



「それではお待たせいたしました。新郎新婦のご入場です!」



音楽に合わせて扉が開き、新郎新婦が会場に姿を現した。


式場を一周回った後、席に座った新郎新婦の元に4人は歩み寄った。



「照史、香織さん結婚おめでとう♪」


「ありがとう‼︎」


「写真一緒に撮ろうぜ‼︎」



翼は自分の携帯を近くにいた人に渡した。そして新郎新婦の隣に並んで記念写真を撮った。



これが8年ぶり、全員集合の写真となった。