すべてが思い出になる前に





披露宴会場に着いた涼太達は、指定された席に座った。テーブルの並びは翼、涼太、友理奈、茜。


新郎新婦が正面から見える、前から2列目中央席だった。



涼太の席に、小中一緒だった同級生の女子2人が話しかけに来た。



「宮﨑くんよね?久しぶり、元気だった⁉︎」


「おぅ、久しぶり。成人式以来だな」



同級生と懐かしい話しをしていた時に、隣に座っていた友理奈に視線が行った。



「堤さん、雑誌に出てたの見てたよ‼︎今何してるの?」


「今は空港で働いてるよ」


「へぇ凄いね」



この同級生は涼太目当てだと思った友理奈は、目の前に置かれた水を一口飲んだ。