「みんなしっかり取ってね、行くよー‼︎」
新婦が掛け声をかけ、後ろ向きでブーケを思いっきり投げた。
白いブーケが空に舞い、女性陣が目を追い一斉に腕を伸ばした。
涼太と翼は空に舞うブーケの行方を腕を組みながら目で追い、ポカンと口を開けながら眺めていた。
肝心のブーケはというと、女性の集団の端に飛んで行き、女性の伸ばした手がジャンプをした際に思わずブーケを弾いてしまった。
そして弾いたブーケを両手でキャッチした者がいた。一斉にブーケを手にした人の方に視線が一気に集中した。
見ていたものは誰もが目を疑った。
ブーケを両手でキャッチしたのは、なんと涼太だった。
「えっ⁈」



