ねえ、なんで私じゃダメなの?

ガラガララララ……

「栞ーおはよー。ふあ〜ぁ〜…」
「おー、おはー。眠そうだね、どうしたの?」
「ちょっとね…」
「ふーん」
もしかして怒った!?
「あ、あぁ、あ、あのね、ただ考んごっんんーー!?」
突然、私の口を塞いだ栞。
「いいよ、話そうと思えるようになったらで、…ね?」
しばらく考えたけど栞に甘えていいよね?
「うん!」
ありがとう栞。大大大好き!!

「はよ」
え、私…に?


「おー陽太はよーう」
クラスの男子がこたえた。
あ、違うよね。よかったー返事しないで、ふぅー

「なあ、おい」
ん??……え
「おいってば」
「え、私?」
「それしかないだろ」
と、かすかに笑った。
「あ、うん…、なに?」
「なにって、はよ」
「え、あ、うん。おはよ。」
なんで?彼は満足気?