体育館に貼られたクラス分け。1組かぁー。
「かんなー、今年も同じじゃーん!」
と言ったのは、私の友、栞。
「だね☆」そう答えたのが私、花橋かんなだ!
栞はバスケ部。そんで私はす・い・ぶ。
吹奏楽部でーっす!
私は、栞と一緒に新しいクラスへと足を運び、黒板にはられた座席表のように席にすわった。
隣は…。
河野陽太?きいたことない…いや、あるかな…?チラッ

ってか怖そー。加えてイケメンじゃなぁーい!はぁーーーーーー。
がっかりしていたらいつの間にかせんせいの話しがおわっていた。そして休み時間になった。
「ねー、栞ー。」
「んー?」
本を読みながらこたえる栞。
「河野陽太ってしってるー?」
「ん、あー、去年1組だったってきいたようなー?」
「え、まじ?いたの?」
「失礼だな。かんなさ、同学年の人くらいしっときなー。」
呆れた声で言われてしまった。
「だって、だってさー、正直言うと私、去年4組だし河野?って人が3組なら合同体育であうからわかるとしても、1組だよ1組!接点なんてあったもんじゃないじゃんよ!」
「あー、まーそっか。 …でさ、かんな、席すわれば?授業……」
「あっ!」
周りをみたらみんなすわってたんで、私もとっさに席についた。
「Stand up.」の日直の号令から英語の授業が始まり、私は“英語かー。 やだなー。”とおもいながら…まあ、全教科嫌いなんだけどネ☆…オッホン
とにかく、真面目に授業を受けた。