でも大切で。








「もしもし?ゆえちゃん?」



ある日の夜に突然、ひなから電話がかかってきた。



「ひな!!!心配してたんだよ?大丈夫?」



「うん、心配かけてごめん。あのね、言いたいことがあるの。」



「なぁに?」



「あのね、私ね。」



緊張しているのか、微妙に声が震えているひな。



「ごめん、私、一年生の時から、亜貴が好きなの。」



「……ほんとに?」



「うん、ごめんね、ごめんね、ゆえちゃん」



ひたすらごめんねと言いながら、謝り続けるひな。



「ひな。今まで悩んでたのはそのこと?」



「…うん」



「あたしの方こそ、ごめん。ひなの気持ち知らないで。今まで辛かったでしょ?」


「ゆえちゃんは悪くない。悪いのは全部私で…」


「ひな。」


少し強めのトーンで名前を呼ぶと、ひなは黙った。