「もしかしたらママ達離婚するかもしれないんだよね…」
「え…まじか。」
「うん…。最近2人ともあんまり帰ってこないし…帰ってきてもなんかすごくよそよそしくて、多分2人とも不倫してる。」
「ゆえ、なんでそういう大事なこと言わねーの?」
「だって……こんなこと話したってどうにもならないし重くなるだけだしいつも亜貴には迷惑ばっかりか「迷惑なんかじゃねーよ!!!もっと頼れよ!」
「亜貴……」
「ずっと一人で抱え込んで、辛かったな、ゆえ。もう我慢しなくていいから…全部俺に思ってること話して?」
「うん……。」
俺が抱きしめると、ゆえは一筋の涙を流した。
すると次々と涙が溢れてくる。
「辛かったな…気付いてあげれなくてごめんな…」
「いいの、亜貴の、せいじゃないから…あたしがもっと強くなればいいの…」
「それじゃあお前が壊れちまうだろ?いいから。俺が守る。俺が強くなってずっとお前のこと守るから。だから心配すんな。」
「うん…ありがとう、亜貴…」
安心したのか、ゆえは俺に抱きしめられたまま意識を手放した。
その後おれがどんなに理性を保つのに必死だったかは誰も知らない。
