「探すったって、お前に分かるわけないじゃん」



「まぁまぁ、このプロフェッショナル・オブ・図書委員の私に任せなさいって。

タイトル言ってくれれば、そこの検索よりずっと早く案内できるわよ」



大北はそう言うと、書架の横にあるパソコンを顎でしゃくった。






へー、そうなんだ。

って、



「大北って図書委員会なの!?」



「え、そうだけど」



係決めの時に立候補してたじゃん、私、

と大北は言った。