ブランカ『久しぶりだね。ユーリ…』
『その呼び方やめてくれる?』
倉庫の奥でブランカは話し出す。
アッシュが気になるがどうやら彼を殺す気は誰にもないので、大丈夫だろう。
ブランカ『まさか君がアッシュと共にいるとはね。ディノゴルツィネにはバレていないのかい?』
『……回りくどい言い方はやめて、結論だけにしてくれない?』
ブランカ『ずっと探してたよ。金髪でエメラルドと黒の瞳を持った君を、ディノはね。』
ブランカはそういうと私に近づき、私の髪を引っ張る。
彼の手によって剥がされていく私の仮面。
ブランカ『よく気付かれずにここまで来たものだ。目はカラコンか?』
『そう、貴方を殺すために、私はずっと地を這ってたんだから』
私は近づいたブランカの腹に拳銃を突きつける。
ブランカ『!』
『お姉ちゃんの愛称を名乗ってどういうつもり?』
ブランカ『僕は今でも彼女を愛しているからね。もちろん妹である君も大切だ。』
『…白々しい。お姉ちゃんも馬鹿よ。私は反対したのに。』
私はセーフティを外しながら浅く笑った。
ブランカ『君に僕は撃てないし、僕に君は撃てない。そうだろう?』
『なんであっち側に着いたの。』
ブランカ『なんで君はアッシュといるんだい?』
『聞いてるのはこっちなんだけど。』
昔からこの人との会話は成り立たない。
話してるうちにこちらがイライラするのだ。
ブランカ『アッシュは随分君に懐いてるね。』
ブランカの手が私の髪を掬う。
『どうしてアッシュを苦しめるの。聞いたわよ。あんたアッシュの師匠だったって』
ブランカ『彼に生きて欲しいからだ。……それに……』
一瞬で放たれた殺気を察知し、私はブランカから距離をとる。
ーダンッ
ブランカ『!……腕を上げたね』
『当たってないのによく言う。』
しかし次の瞬間 私の顔に手刀が飛んでくる。
私は危機一髪のところで避け、回し蹴りを食らわす。
頬が切れたのがわかった。
銃を撃とうとするが、払われ、みぞおちに拳が入った。
『カハッ!!』
ブランカ『アッシュはユーリより弱いだろ?だから君はアッシュと居させられないな。』
それだけつぶやくと、ブランカは私の腕を自身の腕で拘束し、
元いた場所へ戻るため、私を引きづった
『セルゲイ!離せ!』
ブランカ『やだなぁ俺は今ブランカだって』
『その呼び方やめてくれる?』
倉庫の奥でブランカは話し出す。
アッシュが気になるがどうやら彼を殺す気は誰にもないので、大丈夫だろう。
ブランカ『まさか君がアッシュと共にいるとはね。ディノゴルツィネにはバレていないのかい?』
『……回りくどい言い方はやめて、結論だけにしてくれない?』
ブランカ『ずっと探してたよ。金髪でエメラルドと黒の瞳を持った君を、ディノはね。』
ブランカはそういうと私に近づき、私の髪を引っ張る。
彼の手によって剥がされていく私の仮面。
ブランカ『よく気付かれずにここまで来たものだ。目はカラコンか?』
『そう、貴方を殺すために、私はずっと地を這ってたんだから』
私は近づいたブランカの腹に拳銃を突きつける。
ブランカ『!』
『お姉ちゃんの愛称を名乗ってどういうつもり?』
ブランカ『僕は今でも彼女を愛しているからね。もちろん妹である君も大切だ。』
『…白々しい。お姉ちゃんも馬鹿よ。私は反対したのに。』
私はセーフティを外しながら浅く笑った。
ブランカ『君に僕は撃てないし、僕に君は撃てない。そうだろう?』
『なんであっち側に着いたの。』
ブランカ『なんで君はアッシュといるんだい?』
『聞いてるのはこっちなんだけど。』
昔からこの人との会話は成り立たない。
話してるうちにこちらがイライラするのだ。
ブランカ『アッシュは随分君に懐いてるね。』
ブランカの手が私の髪を掬う。
『どうしてアッシュを苦しめるの。聞いたわよ。あんたアッシュの師匠だったって』
ブランカ『彼に生きて欲しいからだ。……それに……』
一瞬で放たれた殺気を察知し、私はブランカから距離をとる。
ーダンッ
ブランカ『!……腕を上げたね』
『当たってないのによく言う。』
しかし次の瞬間 私の顔に手刀が飛んでくる。
私は危機一髪のところで避け、回し蹴りを食らわす。
頬が切れたのがわかった。
銃を撃とうとするが、払われ、みぞおちに拳が入った。
『カハッ!!』
ブランカ『アッシュはユーリより弱いだろ?だから君はアッシュと居させられないな。』
それだけつぶやくと、ブランカは私の腕を自身の腕で拘束し、
元いた場所へ戻るため、私を引きづった
『セルゲイ!離せ!』
ブランカ『やだなぁ俺は今ブランカだって』

