英二『由梨ってさ、アッシュといつ知り合ったの?』

英二と出会ってどれくらいたっただろう。

アッシュが無実の罪で刑務所生活を送っている間、私は英二とその他のアッシュの仲間と暮らしていた

かなり長い時間を共にすごしているのに、全く私のことを話したことがないことに気づく。

『何、どうしたの?急に。』

英二『君たちなんだか強い絆があるだろう?それにアッシュは由梨をバカにしないし。』

英二は毎度の如くからかわれているからな。

そんなことを考えふっと笑う。

『アッシュと初めて会ったのは私が16 アッシュが14の時だよ。』

英二『え、割と最近なんだね。』

ケイン『あの頃のアッシュは血の気が多かったな。』

ケインが少し昔を思い出しながらそういった。

英二『ケイン知ってるの?』

ケイン『あぁ、どっちかというと3年前は俺は由梨といたからな。』

英二『え!!?そうなの?!』

英二は興味津々といったふうに、コーヒーの入ったカップを両手で持ち、足を立ててソファに座り直す。

英二『どうやって仲間になったの!?』

ケイン『どうだったかな。あ、決闘で負けたんだったか!』

英二『まぁアッシュ強いからね。そこは納得するよ。』

ケイン『ちげぇよ?アッシュが負けたんだよ。』

その瞬間 英二の口がぱっくりと開く。

コーヒーは飲み干した後だったので、零れたりはしなかったが。

英二『アッシュが負けた?君に?』

ケイン『由梨にだよ。な?』

『あーそうだったかな。』

とりあえず私はニコリと英二に微笑んでおいた。











英二『な、なんだってーーーーー!!?!!?』