大きいテーブルに装飾された椅子。
それに座ると、ナイフとフォークを使いフレンチトーストを食べ始めた。


ふわふわで、卵の味がしてとろとろで。


「お母様、凄い美味しい」

「そう、良かった。今日も遅くなりそうだから。頑張ってね?」

「またお仕事なの?大変だね」

「ええ、糸乃は偉い子だから大丈夫よね?」

「…うん!」


階段をあがり、制服を着る。
茶色のブレザーにチェックのスカート、それとおそろいのリボン。


おなじみの紺色ソックスにローファー。