ーーーだめだ、私。 蒼空先輩のことばっか考えてる。嫌でも湊が私の今の彼氏なのに…、、 「糸乃っ!!大丈夫?」 「全然平気。お手洗い行ってくるね」 フラフラした足取りでよろけながら立つと、扉を開け大きすぎる廊下をひとりで歩いた。 …許嫁かぁ。 ひどいなぁ、おじいさま。私まだ15だよ? 恋だってまともにしたことないのにさ、もっと結婚とか後で良くない? おかしいよ。考えが昭和すぎるよ。 やだよ、だいっきらいだよ。