大好きだから

それからは塾がすごく楽しみになった。

ある授業の日、まだテスト対策で、先生と千穂と私で、
キョウはたまたま教室が空いていたから、ちゃんとした教室
で授業をした。

授業中、

「屋内~。できたあ~?」
た言いながら私の隣でプリントをのぞきこんでいるりょーちゃん。
顔が近いよ”
「ここの、まほうじん、できてね~な~。本当にお前苦手だよな」

「だってムリだから」

「じゃあ(+9)-(+4)は?」
「+13」と私は答える。

「はあ」

「えっなんか間違ってた?あっ+5だ!」

「そうだよ。はあ。こんなの暗算でやれよ・・・。黒板にかかせやがって・・・。」

「ははっ。ごめん、ごめん。」
わざと間違えたわけじゃないのに。