大好きだから

今は、自習室。
隣の席からは千穂とりょーちゃんの声が聞こえる。
「x=yは?」


私は、すごく眠かった。
りょーちゃんがこっちの席にきたとき、すごくドキッとした。
何でだろう?

「あっちゃ、屋内ぜんぜんできてねーじゃん!」

「だって難しいんだもん!」

「俺の立場はどうなるんだー。この前教えただろー」

「りょーちゃん。もっとちゃんとやってよー。」
と私は笑いながらいった。

多分このときから、りょーちゃんを好きだって自覚していたんだと思う。

りょーちゃんが笑ったり、怒ったり、悲しんだり、どの顔も大好きだった。