葵 「心優?今日はね、ちょっと相談があるんだけどいいかな?」



心優 「相談?私のこと見捨てるの?」



葵 「んはっ、違うよー、そんなこと考えてたの?ほんと、酷いなー。俺は心優のこと好きなのに」



心優 「だって心優葵先生に迷惑ばっかりかけてるし、もう疲れちゃったと思うし、、、」


葵 「そんなことないよ、そんな心配しないで?」


心優 「ほんと?

じゃあ相談って?」



葵 「うん、ほんと!
あのね、心優は今一人暮らしでしょ?だから退院したら一緒に住まない?
その方が俺も心優のことずっと見てられるし、
まあ、仕事あるからあれだけど、、、」



心優 「いいの?でも心優夜よく起きるよ?
葵先生疲れてるのに迷惑かけちゃうかもしれない、っていうか絶対迷惑かけちゃう」



葵 「心優?俺は迷惑なんて思ってないよ?

むしろ、もっと頼ってほしいな。

心優が少しでも楽に過ごせるようになってほしい。

今はパニック発作も喘息も結構頻繁に出ちゃうからまだ退院はできないけど、

少しずつよくはなってるから
もう少し発作の頻度が落ち着いたら一緒に住もう?」



心優 「ありがと。心優頑張るね」

笑顔でそういう心優に葵も微笑み返す。



葵 「それとさ、明日俺休みだからさ、
この前のご褒美行く?」


心優 「行く!いいの?」



葵 「今日の夜喘息の発作がでなくて、
明日の朝の診察でも大丈夫だったらいいよ!」



心優 「やったー!嬉しい!」



葵 「じゃあ今日はおとなしくしてなきゃね」



心優 「うん!絶対喘息なんか出ないようにしないと!」


葵 「んはっ、そうだね。


水族館でもいい?

水族館の方が空気綺麗だし、室内多いから」


心優 「うん!いい!どこでもいい!
動物見れたら何でもいーの!」



なんてキラキラの瞳で言う心優。



最近は笑顔も少なかったから、

何だか葵も嬉しくなった。