青空の下で

部屋に戻って心優をベッドに寝かせようとすると、


心優 「まだこのお部屋?」


葵 「うん?明日前のお部屋戻ろうねって朝言ったでしょ?このお部屋嫌なの?」


心優 「…うん……このお部屋いろんな音でいっぱいだし、知らない人ばっかで、心優落ち着かない。心優怖い。」



葵 「そうだよね。このお部屋いろんな音するもんね。でも心優今熱も高いし、喘鳴も出てたしで、しんどいでしょ?
ここなら看護師さんずっといるから俺も安心なんだけどな。
今晩だけ、我慢出来ない?」



心優 「…ん、我慢する…」


葵 「えらいね、心優」


褒められた心優は嬉しそうに微笑む。


看 「失礼します、心優ちゃんの夕飯持ってきました」


そう言ってカーテンを看護師が開けた。



葵 「ありがと」


そう言って葵が受け取る。


心優 「…あ、りがと、ござい、ます」

そうお礼を言う心優を葵はニコニコと見つめる。


看 「んふっ、どういたして。

しっかり食べてね、心優ちゃん」


そういって出て行った。



葵 「食べられそう?」


心優 「点滴は嫌だから食べるっ」



葵 「ははっ。

無理したらダメだよ?」


心優にスプーンを持たせる。



ゆっくりとだけど、ちゃんと食べてくれる心優を見て一安心。



心優 「…もう、食べられない…」

3分の1程食べた心優がスプーンをおいた。



葵 「うん、よく食べた!」

そういって頭を撫でる。