それから数分すると、暴れていた心優は落ち着いてきた。

まだ呼吸は荒く、肩で懸命に呼吸をしているのがわかる。


葵 「心優ちゃん、少し落ち着いたね。もう大丈夫だよ。葵先生がいるからね。ここにいるスタッフはみんな心優ちゃんの味方だよ。だから安心して大丈夫だよ。」


ベッドに座らせた心優の背中を撫でながら、安心させる。



心優 「グスッヒック、あ、おい先生グスッヒック」


涙を流しながら葵に抱きついた心優を見て、看護師も亮も安堵の表情を浮かべた。