青空の下で

葵 「心優ちゃん、お薬使おっか。

今はね、体しっかり休めてあげないと、

ずっとしんどいままになっちゃうでしょ?」


そういいナースコールを押し、睡眠薬を持ってきてもらう。


葵 「安心して眠って大丈夫。

手握ってるからね。」

薬を点滴チューブからゆっくりと入れ、

心優の手を握る。


30分が経つ頃には、眠りにつけたようだ。


葵は心優の病室から出て、医局に向かう。


中島 「葵先生!お疲れ様です!」


葵 「お疲れー。」


ふぅーっと深く息を吐きながら椅子に腰を下ろす。

亮 「心優ちゃん熱上がっちゃったんだってね。

大丈夫そう?」


葵 「んー。食べ物受け付けてくれないみたいで、さっきも戻しちゃった。
呼吸も荒いし、んー、ちょっと心配。」


中島 「熱あるとなかなか食べられないですけど、できるだけ栄養とって欲しいですよね。」


葵 「そうなんだよなー。チューブで栄養入れるのも嫌がるだろうし、、、」


はぁーとため息をついた。