in 食堂


中島 「あ、葵先生。お疲れ様です。お昼これからですか?」


メニューを見ながら何にしようか悩んでいるとそう言って中島が後ろから話しかけてきた。



葵 「あ、中島か、お疲れ。中島もお昼これから?」


中島 「そうなんです。ちょっと外来長引いちゃって。」



亮 「お疲れ。2人もこれからお昼か?今日遅いな。」


そういい亮もメニューを見始めた。


葵 「亮お疲れ。今終わったの?オペ。」


中島 「お疲れ様です。」


亮 「そう、これでも予定より30分早く終わったんだよ?」


なんて会話をしながら3人ともご飯を持って席に着く。


亮 「心優ちゃんどう?落ち着いてきた?」


葵 「んー、午前中ちょっと軽くパニックみたいになって、さっきもトイレ失敗しちゃってカテーテル入れてきた。今は疲れて眠ってる。」


亮 「パニック起こしたのか。

カテーテル嫌がんなかった?」



葵 「うん。パニックっていうか、心優ちゃんが飼ってるペット家に置いてきてるから、帰らなきゃって聞かなくて。とりあえず、ペットホテルに預けるってことで納得してくれた。

カテーテルすごく嫌がってた。説得するのに時間かかったけど、泣きながら頑張ってくれたよ」



中島 「心優ちゃん、ペット大事にしてますもんね。レイちゃんでしたっけ、前入院した時、ずっと写真眺めてましたよね、心優ちゃん。」


葵 「そうそう、犬の名前ね。なんか最近ハリネズミとフェレット?も飼い始めたんだって、言ってた。犬に猫にハリネズミにフェレットにってよく1人でこんなにたくさん飼えるよね。」

ははって笑いながら唐揚げを食べる葵。


亮 「昔っから心優ちゃんは動物大好きだもんね。でもよくそんなに面倒みきれるね。すごいわ、心優ちゃん。」



中島 「やっぱ愛ですかね。」


葵 「何だよそれ。」

笑いながらまた唐揚げをパクリ。



「「「ごちそうさまー」」」



医局に戻った3人はそれぞれ仕事をはじめた。