青空の下で

葵「心優ちゃん、心優ちゃん」


心優の肩をトントンと叩きながら起こす。



心優 「…ん、…」


心優が目を開けた。


葵 「心優ちゃんおはよう。朝だよ!昨日はよく眠れたみたいだね。よかった。」


心優に笑顔を見せながらそう言うと心優も微笑んでくれた。


「心優ちゃん、ちょっと診察させてね。傷の消毒もしなきゃいけないから。」



心優 「…え。消毒するの?やだ!痛いもん!だから診察もしない!」


そう言って布団に潜ってしまった。



葵 (どーしよ。。。)


コンコンッガラガラ

看護師 「あ、葵先生いらしてたんですね。おはようございます。心優ちゃんの朝食持ってきたのでここに置いておきますね。」



そう言ってベッドの傍にある机に置いた。


葵 「中里さん、ちょっと心優ちゃんの診察補助入ってもらってもいいかな?
外来までに、診察しときたいんだけど、こんな感じだから。。。」


葵は苦笑いを浮かべながら心優を指差す。