青空の下で

とりあえず今日は帰ることにした葵だったが、心優のことが心配で頭のかなには心優のことばかり。


葵 「じゃ、俺今日上がるわ。なんかあったら連絡してくれて構わないから。お先にー。」

亮と中島にそう言い、家に向かった。




夜中に心優が起きることはなく、当直の中島も安心していた。






葵 「おはよう。心優ちゃん昨日大丈夫だった？」

朝になり葵は来て早々中島にそう聞く。


中島 「はい。昨日、夜中何度か様子見に行ったんですけど、ぐっすりでしたよ。」


葵 「そっか。よかった。じゃあ朝の回診行ってくる。」


そう言って医局を出た葵は、心優の病室に向かった。

心優の病室に入ると、規則正しい寝息が聞こえた。
眠れる時に寝させてあげといたほうがいいかな、と思った葵は先に他の患者の回診に行くことにした。