それから1時間程経つが、心優から伝わる体温の熱さにさすがの葵も黙っていられなくなり、
葵 「心優、点滴だけ追加させて?」
心優 「痛いのやっ!」
葵 「痛くないよ、大丈夫、ここのを変えるだけだから。」
そう言って心優を1度ベッドに寝かせた。
心優 「いやっ、いやっ、1人やだっ」
葵 「大丈夫だよ、心優が寝付くまでちゃんとここにいるから」
そう言いながらささっと点滴をセットする。
葵 「泣かないで?泣いたら余計しんどいでしょ?」
涙を流し始めてしまった心優を再び抱き上げ背中をさする。
心優 「ヒッグ…うぅ」
熱のせいで機嫌が悪いのもあり、
それから何を言ってもグズグズとしている心優。
時間が経てば心優も疲れてきたようで、
やっと眠りにつくことができた。
葵は心優を起こさないようにそっとベッドに寝かせ、そのまま布団をかける。
頭を優しく撫で、点滴の速度を確認してから、
音を立てないように病室を出る。

