心優は3人兄弟で、兄と弟がいる。心優の兄と弟はお母さんっ子で心優の母も心優より心優の兄と弟をかわいがっていた。


心優はいつしか、甘えるということができなくなっていた。人にどう甘えていいのか分からず、母親からは可愛くない子と言われ続けていた。

心優はお父さんっ子でお父さんも心優のことをすごくかわいがっていた。

心優の父は忙しく、朝早くから夜遅くまで仕事をしているため、心優が起きてる時間にはなかなか会えない。唯一日曜日だけは一緒に過ごせる時間だった。


しかし、心優が小学1年生の時にお父さんは単身赴任で離れて暮らすことになった。



だんだんと笑顔が減っていった心優は家でも学校でもひとりぼっちだった。