心優のもとへ行くと涙を流している心優。
葵 「心優、どうしたー?」
心優 「あ、おい、ぎゅっ」
涙でいっぱいの目で上目遣い。
かわいすぎて葵はぎゅっとする。
葵 「寂しくなっちゃった?」
心優 「ん」
葵の胸に顔を埋める心優。
葵 「心優、喉痛い?」
心優 「な、んで?」
葵 「声出しづらそうだから」
心優 「ん、痛、い」
葵 「ちょっとあーんして?」
心優 「痛い、やっ」
葵 「痛くしないから、みるだけだよ?」
そういうと少しだけ口を開けてくれた。
葵 「偉いね。」
心優の喉を診て驚く葵。
葵 「うわ、これ痛いでしょ。
よく声出せるね」
心優の喉には沢山の水泡ができていた。
高熱が続く原因の一つがこれだろう。
葵 「ちょっとお薬塗ろうね」
心優 「痛い、やっ、痛い、やっ」
葵 「痛いのやだね。
でも、お薬塗らない方がもっと痛いよ?
お薬塗ったら楽になるから。ね?」
心優 「あ、おい、心優、痛い、したい?」
葵 「したくないよ。
心優に痛い思いしてほしくないけど、
心優が楽になるためにはやらないとなー」
そう言うとポロポロと涙をこぼし始めた。
これだけ喉に炎症があると相当痛いはず。
薬がしみることも確か。
だけど、薬を塗れば早く治る。
葵 「頑張れない?」
心優 「ヒッグうぅヒッグ」
葵 「今頑張ったら楽になるはずだから。ね?」
心優の背中をさすりながら泣きやまそうとする。
葵は亮に薬を持ってくるように頼む。
10分後くらいにと言っていたので、
ちょうど泣き止む頃に持ってきてくれた。

